日本から旅行で訪れる人も多いシンガポール。
東南アジアに位置するシンガポールは、日本からの駐在として長期滞在する方や移住者も多く暮らしています。
シンガポールで旅行やビジネス、長期滞在する場合、必ず一度はタクシーや電車、バスなどを利用することでしょう。
長期滞在や移住する場合には利用回数も多くなりますが乗り方や費用も気になるものです。
今回ここではシンガポールの交通での移動費や乗り方などについてご紹介していきます。
シンガポールの交通手段は何がある?
シンガポールの主な交通手段にはMRTと呼ばれる電車、路線バス、タクシーがあります。
シンガポールは東南アジアにありますが意外にも物価が高い国ですが、MRTやバス、タクシーは比較的リーズナブルです。
また、MRTは乗り方も簡単で分かりやすいので初心者でも安心です。
2018年5月現在1シンガポールドル=82円程。
MRTの乗り方と運賃
MRTとは地下鉄や電車のことです。
乗り方は日本とほぼ同じです。
改札にICチップをかざして通過します。
シンガポールでは新しい路線がどんどん開通しているのですが、現在は南北線(North South Line)、東西線(East West Line)、北東線(North East Line)、環状線(Circle Line)、ダウンタウン線(Downtown Line)の5路線があります。
乗り換えは路線ごとに色分けされているので難しくはありません。
また、チケットの種類は3種類あり運賃は行き先により異なりますが、2駅程度なら1.8シンガポールドル程です。
Standard Ticket(スタンダードチケット)
通常のスタンダードなチケット。
ICチップ対応で改札にかざして通過します。
購入方法はMRT駅の自動販売機で目的の駅名を選択し、片道か往復のどちらかを選択し料金を入れるとチケットが出てきます。
このスタンダードチケットは1回目の購入時に10セントのデポジットが発生しますが、チケットを使い続け3回目には10セントが戻り、6回まで使用すると10セント割引されるというシステムです。
ez-link Card(ez linkカード)
MRTとバスが共通で使用できるカード。
MRT駅のオフィスで購入できるICカードで、日本でもよく使われているカードと同様のチャージタイプです。
購入時に12シンガポールドルが必要ですが、デポジット5ドル、運賃が7ドル含まれています。
デポジットの5ドルは戻ってこないので何度も利用する長期滞在者や移住者向けです。
Singapore Tourist Pass(シンガポール・ツーリスト・パス)
MRTとバスが乗り放題のパスで、1~3日券まであります。
1日券が20ドル、2日券が26ドル、3日券が30ドルです。
こちらは長期滞在者や移住者というよりは旅行者向けです。
バスの乗り方と運賃
路線バスはMRTの乗り方よりも少々難易度が高めですが、慣れて乗りこなせるようになると便利です。
乗り方はバス停でバスが来たら手を挙げるのがポイント。
アピールしないとバスは通りすぎてしまいます。
バスが停まったら前のドアから乗車し、降車する際は後ろのドアを利用します。
バスに乗車したらez-linkカードのICチップをかざします。
(ez-linkカードについてはMRTを参照してください)現金で乗車する場合はドライバーに目的地を告げ機械に現金を入れるとチケットが発行されます。
その際、おつりは出てこないので小銭を用意しぴったりの金額を入れるようにしてください。
チケットは下車する時まで保管が必要です。
目的地のバス停が近づいたら近くにあるボタンを押します。
ez-linkカードで乗車した場合は下車する際に再びカードをかざし、現金でチケットを購入した場合はチケット入れにチケットを入れてから下車します。
運賃は1シンガポールドルから2.5シンガポールドル程度です。
タクシーの乗り方と運賃
シンガポールではタクシーもリーズナブルです。
初乗りが3シンガポールドル程度で、運賃はメーター制なので日本と同様なので簡単で利用しやすいという魅力があります。
深夜料金やピークタイム、空港からのアクセスなどは25~50%、クレジットカードで支払いをすると10%加算されます。
日本と異なる点は乗車する際にドアは開かないので自分で開けます。
シンガポールとマレーシア間を結ぶ長距離バス
シンガポールとマレーシアはバスでも簡単に国境越えが可能です。
シンガポールからほど近いマレーシアのジョホールバルは、MRTブギスから徒歩5分のQueen Street Bus Terminal(クィーンストリートバスターミナル)からバスが出ています。
バスターミナルからは2種類のバスが出ていますが運賃に差はありません。
現金か、ez-linkカードのどちらかの使用で3.5シンガポールドル程。
40分から1時間程度の距離で、朝5時30くらいから深夜12時くらいまで運行しています。
シンガポール側のイミグレーションで荷物を持って下車しシンガポールを出国。
その後再びバスに乗り、マレーシア側のイミグレーションで入国審査という流れです。
近いので国境を越える実感は少ないですが、パスポートは忘れずに持参してください。
まとめ
いかがでしたか?
シンガポール内を移動する際の交通手段や運賃、国境越えなどについてご紹介しました。
シンガポールの物価は年々上がっており日本とあまり変わらないような物価の感覚ですが、交通費に関してはとてもリーズナブルです。
日本で電車や地下鉄などによく乗る方であれば比較的簡単に乗りこなせることでしょう。