先生がルールを教えてる画像

シンガポールは、何かと罰金や決まり事が多い国です。

その国に行けばその国のマナーを守るのが大切です。

その国独自のマナーや決まりを知らなければ、罰金を課されることにもなりかねません。

知っておくと良いマナーをご紹介します。

日本では◎、でもシンガポールでは☓

電車内の様子の画像

日本では良くてもシンガポールではだめなことがあります。

これはきちんと知っておかなければなりません。

電車やバスの中の飲食

電車やバスなどの公共交通機関内での飲食は禁止です。

ちょっと水を飲むのもいけません。

係員が見ていたら、子どもでも注意されます。

ガムの持ち込み

シンガポールでは、ガムを食べることはもちろん、持ち込みをするのもだめです。

ガムを作るのもだめです。

この罪を犯してしまうと、最高S$10000の罰金です。

うっかりとカバンに入っていたということのないようにしましょう。

ガムが噛めないので、シンガポールではメントスのような噛むタイプのキャンディがよく売られています。

手足口病は登園禁止

手足口病は、主に子どもがかかる病気です。

ウィルスによって手、足、口に水疱ができる病気でうつります。

日本で保育園や幼稚園などに行っている場合、念のために休ませる人もいますが、シンガポールでは登園禁止です。

手足口病であるという医師の診断書を出す必要があります。

また、治癒したという診断書を持っていないと、登園再開ができません。

ずいぶん前に、死亡例があったようで慎重な対応になっています。

登園のときに必ず一人一人手と足、口の中に水疱ができていないかどうか確認されます。

症例数が多くなると、園自体を閉鎖しなければなりません。

預けている方は、ドキドキしてしまいますね。

食器は持ち上げない・汁物はスプーンかレンゲで

食器は持ち上げないで食べます。

日本食がかなり普及していますが、味噌汁にもスプーンがついてきて皆それで飲みます。

ただ、日本食レストランの場合で、日本人であればそのまますすっている人もいますし、蕎麦を音を立ててすすっている人もいます。

日本では☓でもシンガポールでは◎

車内通話してる画像

日本ではだめでもシンガポールでは大丈夫なこともあります。

携帯電話を使えるのは嬉しいですが、やっぱり音量は抑えておいた方がいいですね。

電車やバスの中の携帯電話

電車やバスなどの公共交通機関内での携帯電話が使用できます。

呼出音が鳴ったり大きな声で話したりしている人もいます。

イヤホンをつけずに動画を見ている人もいます。

狭い車内でも自由な感じです。

でも、あまり音が大きいと不快なものです。

気をつけておきたいですね。

日本でもだめだけど、シンガポールではより強い規制

タバコ吸いすぎの画像

日本でも良くないことですが、シンガポールでは強い規制があります。

喫煙・タバコの持ち込み

禁煙区域での喫煙で喫煙すると最高S$1000の罰金です。

ホテルなどの施設内も禁煙のところが多いです。

バーやパブなどでは、禁煙スペースがありますのでそこでは喫煙可能です。

道端のゴミ箱に灰皿がついているものがありますが、その周りでは喫煙はOKとなります。

もちろん、ポイ捨てなどはもってのほかです。

またタバコの持ち込みにも厳しく、1本でも持っていたら申告しなければなりません。

1本でも課税の対象なのです。

蚊を発生させること

蚊が発生しやすい環境を作っていると、政府から指導を受けたり罰金を課されたりします。

デング熱などの蚊が媒介する病気が流行ることがあり、鉢植えに水がたまっている場合など、罰金対象になります。

つば・ゴミ

街なかで道につばをはいたり、ゴミを捨てたりしてはいけません。

日本でもだめなのですが、そこはさすがにシンガポールで、この行為で罰金が課せられます。

つば吐きで最高S$1000、ごみ捨てで最高S$2000の罰金です。

ドリアンの持ち込み

ドリアンは、フルーツのお王様とも呼ばれています。

でも、電車やバス、ホテルなどへのドリアンの持ち込みは禁止されています。

ドリアンは匂いが強く、周りに匂いがもれて迷惑をかけるからです。

ドリアンは、露天の店によく売ってありますが、その場所にテーブルが置いてあり、店のそばで食べられるようになっているところもあります。

シートベルト

タクシーやリムジンなどでは、シートべルトの着用が義務付けられています。

前の席でも後ろの席でも同じです。

必ず、シートベルトをしてくださいね。

飲酒


2015年4月1日より、午後10:30から翌朝午前7:00まで、公共の場での酒類販売と飲酒が禁止されています。

公共の場所とは、駅、道路、公園、広場などの人が自由に出入りできる場所です。

認可されたバーなどの店では、お酒を飲むことができますが、提供された場所で飲むことが条件です。

午後10時30分になると、スーパーやコンビニエンスストアのお酒の冷蔵庫には鍵がかけられます。

この法律ができた背景には、2013年にリトルインディアで起こった暴動だとされています。

当時、酔ったインド国籍の労働者がバスからしめ出され、発車したバスにひかれて死亡した事件が暴動のきっかけになりました。

最終的に400人以上が、バスを壊したり放火したりして44年ぶりの大規模な暴動となったのです。

当時、リトルインディア地区では、週末の夜にインド系の労働者が集まってお酒を飲むことがよくありました。

暴動に参加した人々のほとんどがお酒に酔っていたと言われています。

これを受けて、公共の場所での飲酒を規制するようになったと考えられています。

その他のマナー

イスラム女性の画像

その他のマナーをご紹介しましょう。

ドレスコード

イギリスの植民地時代に持ち込まれた社交界。

社交界が作った規制の中にドレスコードがあります。

高級ホテル、カジノなどの場所へ行くときには、スマートカジュアル程度の服装で行きましょう。

スマートカジュアルとは、男性は襟付きシャツにズボンと靴、女性はワンピースやトップスにスカートかズボンです。

Tシャツやジーンズ、スニーカーは避けたほうがいいですね。

イスラム

イスラム教では、教えに従って色々な決まりがあります。

まず、左手は使わないのは有名ですね。

物を渡したり受け取ったりするのも右手です。

左手は不浄とされ、使わないのです。

イスラム教のモスクに行くときには、肌の露出が多い服装では行かないようにしましょう。

他の宗教施設もそうですが、お祈りの時間以外は、観光客や信者ではない人にも開放していますが、その宗教の決まりごとを大切にする気持ちで行かなければなりません。

チップは不要

基本的にチップは不要ですが、タクシーで大きな荷物を運んでもらったり、ホテルでスーツケースを持ってもらったりしたらS$1ほどのチップをお礼として渡すのが良いでしょう。

ほとんどのレストランでは、消費税に加えてサービス料金が10%ついています。

ちなみに消費税は7%です。

まとめ

シンガポールでは、結構面白いマナーや決まりごとがありますね。

郷には入れば郷に従えと言われます。

その国の決まり、マナーは最低限理解しておく必要がありますし、法律を守らないと罰金や禁固刑を課されることがありますので、注意が必要です。

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