シンガポールに来たら、タクシーは安く、近くでも乗せてくれます。
でも、シンガポールに馴染みたい人は、やっぱり電車やバスを使いこなしたいですよね。
この記事を参考にしてぜひチャレンジしてみて下さい。
MRTとLRT
MRT (Mass Rapid Transit) は、東西線、南北線、北東線、環状線、ダウンタウン線の5路線があります。
2017年にダウンタウン線のチャイナタウン〜エキスポ間が開通しました。
トムソン線が2021年の残りの線の開通を目指している他、さらに複数の路線建設が計画中と言われています。
LRT(Light Raid Transit)は、チョアチューカン、ポンゴルイースト、 センカンの3か所にある1−2両編成のモノレールのような交通システムで、MRTとLRTの乗り継ぎも簡単です。
MRT路線
様々なエリアに行くことができます。
MRTはまだまだ進化中です。
East-West Line/東西線
パシリス/チャンギ空港〜チュアスリンク間
North-East Line/東北線
ポンゴル〜ハーバーフロント間
Downtown Line/ダウンタウン線
ブキパンジャン〜エキスポ間
North-South Line/南北線
マリーナサウスピア〜ウッドランズ〜ジュロンイースト間
Circle Line/環状線
ハーバーフロント〜ドービーゴート間
※各路線とも深夜 0 時前後には終電となります。
乗車チケット・ezlinkカード
料金はスタンダード・チケットの場合、1.1 〜2.4ドルです。
運賃の支払いは、6 回までの乗車に使えるスタンダード・チケットは、乗車の度に料金をチャージします。
有効期間は30日間です。
長期滞在者は「ezlinkカード」と呼ばれるプリペイドカードが便利で、価格は15ドル(5ドルはカード代)です。
使用時に引き落とされる金額はスタンダード・チケットよりも2〜3割程度安く設定されており、有効期限はありません。
カードの使用をやめるときは、チケットオフィスで残額の払い戻しが可能です。
しかし、カード代の5ドルは返金はできません。
カードの残金が少なくなってきたら、お金をチャージします。
MRT 駅の窓口・券売機、バスターミナルのTransit Link Machineで、現金またはNETSで支払いが可能です。
2009年から導入された電子決済システムの新標準規格「CEPAS」に対応していますので、 このカードさえあれば、道路の自動料金徴収システム(ERP)や駐車場料金、SMRTが運営するタクシーなどにも利用できます。
ez-linkカードはシンガポールでの暮らしには必要不可欠なものです。
バス
バスは、シンガポール内を300を超える路線網でカバーし、時間帯や路線にもよりますが、運行スケジュールも3−5分間隔と充実しています。
でも、乗車・降車時は車内放送がないため、うまく乗りこなすにはある程度の土地勘必要になってきます。
乗り方
乗りたいバスが近づいてきたら、早めに手を挙げて運転手に合図を送ります。
そうでないと、乗りたい人やバスから降りたい人がいない場合、通過してしまいます。
乗車は前側のドアから、降車は後方のドアからです。
乗車時も降車時も ez-linkカードをドア付近の読み取り機にかざします。
降車場所が不確かな場合は、運転手に目的地のバス停が近づいたら教えてもらうようにしましょう。
もしくは、Google Mapsで自分の居場所を確認しながら乗るといいでしょう。
2017年より、ベビーカーを広げたままで乗ることができるようになりました。
ただし、車椅子の方がいたり、他のベビーカーがすでにある場合などは、たたむように促されます。
妊婦さんや子連れの方には、親切に手を差し伸べてくれる人が多いのでとても助かります。
運賃
バスの運賃は、走行距離によって高くなります。
また、 お釣りが出ないこと、小銭を用意する手間、運賃を考えると、現金よりez-linkカードで支払う方がかなり割安・便利になります。
プレミアムバス、エクスプレスバスなどの快速バスは、通常運賃より少し割高(5ドルほど)になります。
夜のバスは、バスの番号の末尾にNの付いたSBS運行の「Night Owl」 (運賃は4.2ドル、一部区間は1.6ドル) 、番号の頭にNRが付いたSMRT運行の「Night Rider」 (運賃4.5ドル) の2種類が運行しています。
市街中心部からシンガポール各地に路線が走っており、運行間隔は約30分です。
主要バスサービス
SBS Transit
www.sbstransit.com.sg
SMRT
www.smrt.com.sg
Go ahead
www.go-aheadsingapore.com
Tower Transit
towertransit.sg
アプリ
バスの到着予定時間や路線図などを確認できる便利なアプリです。
MyTransport Singapore(アンドロイド・iPhone)
SBS Transit iris(アンドロイド・iPhone)
SMRTConnect(アンドロイド・iPhone)
タクシー
シンガポールのタクシーは、日本よりも安くて利用しやすいのが嬉しいです。
色々なタイプがあり、料金も違ってきます。
また、雨の日やピーク時には、料金がアップすることもあります。
タクシーを乗りこなすために必要な情報をお話しましょう。
乗り方
車上の表示が赤で「 HIRED」となっているのは、客を乗せているタクシー、赤で「ON CALL」は予約済みのタクシーです。
空車は「TAXI」または電話番号が緑色に表示されいます。
また、タクシーのドアは、自分で開閉します。
子供連れや荷物が多かったり大きかったりする場合、手伝ってくれる場合が多いです。
声をかけないと手伝ってくれない運転手もいますので、声をかけて頼んでみましょう。
乗車料金
初乗りは、おおよそ3.2−3.6ドルほどです。
リムジンタクシーは3.9ドル、クライスラーのブラックは5ドルと値段がかなり違うので要注意です。
走行距離が10kmまでは400mごとに22セント、その後350mごとに22セントが加算されます。 平日6時− 9時30分、毎日(祝日を含む)18時から深夜まででの時間帯をピークアワーといいます。
この間は料金の25%が最後に加算されるので割高になります。
また、深夜から5 時59分は深夜料金として合計の50%が加算されます。
レシートの「LATE NIGHT」 という項目で確認できます。
通行料金
道が混む時間帯に、市内の交通量が多いエリアに入る場合、渋滞対策で「ERP」という通行料金を課金されます。
金額は時間帯やエリアによって異なりますが、1−3ドル程度です。
また、空港からタクシーに乗ると「エアポートサーチャージ」という追加料金が加算されます。
金曜日から日曜日の17時−深夜は5ドルが運賃にプラスされ、それ以外の時間は3ドルです。
乗車時の時間が適用されるので、時間をよく確認してうまくタクシーを利用しましょう。
予約
予約には通常2.30ドル、 ピークアワーには3.30ドルかかります。
雨が降っているとみんなタクシーを利用しますので、なかなかタクシーがつかまりません。
早く目的地に着きたいときは、予約をするのが良いでしょう。
指定した日時にタクシーが来るように事前予約(利用の 30分以上前の予約)する場合は8ドルかかります。
リムジンの場合は即時予約が10ドル、事前予約が18ドルかかります。
まとめ
シンガポールは、MRTやバスを使いこすことができれば、とても便利です。
今では、スマートフォンのアプリも充実していますので、シンガポールに来たばかりの人でも乗り継いで色々なところに行けますよ。