シンガポールでは、日本よりも歯列矯正が安くで行えるといわれています。
歯並びは、見た目も気になりますが、頭痛や肩こりなどの身体の調子にも関係があるとされていますので気になりますよね。
日本語で診察を受けることができるのかも心配なところです。
シンガポールの一般歯科、矯正歯科事情をお話しましょう。
歯列矯正の専門医
日本では、日本矯正歯科学会の認定医の資格を持った医師が歯列矯正を担当しています。
シンガポールの歯列矯正の専門医は、歯科大学で学んだ後に、更に2年間の歯列矯正専門の知識を習得し、歯列矯正治療のみを行います。
心臓病には心臓外科、骨の病気は整形外科にかかるように、専門知識と確かな技術を持った歯科医師にかかることは、最良の治療結果を得るために大切なことです。
費用
全般的に日本よりも安い費用でできるものが多いです。
方法や使用するものによって費用は様々ですが、日本の費用の2/3ほどの費用でできるようです。
診察費用やメンテナンスは、クリニックによって費用が違いますので、事前の確認が必要です。
一般歯科
一般的な虫歯の治療やクリーニング、抜歯などに対応している一般歯科は、たくさんあります。
日本語で診察が受けられるクリニックはやはり人気ですね。
診察費用、メンテナンス費用、抜歯などは日本に比べると高めです。
シンガポールの医師にかかると、日本人医師よりは安いことがありますがクリニックによります。
シンガポールでは、歯科に限らず、診察費や治療のおおよその費用を予め確認しておくということは、珍しいことではありません。
予約のときに、初診料や症状による検査のおおまかな金額を確認しておくと良いでしょう。
クレジットカードでも支払いが可能なクリニックが多く、手持ちがなくても便利です。
また、状態によって、検査はまた次にお願いすることも可能です。
シンガポールでは、保険診療ではないため、費用が統一されておらず、自由に設定されていま
す。
歯列矯正
最近の歯列矯正の技術の向上によって、歯列矯正の治療は更に身近になりました。
ここでは、シンガポールの最新技術による治療方法を紹介します。
日本で高額とされているものでも、シンガポールでは比較的安くできるため、歯列矯正している日本人も多いです。
メタルブレース（金属）
最もよく使われる固定式のタイプです。
上質のステンレス製で、金属の「ブラケット」という装置を歯の表面に取り付けて、その周りに「ライゲーチャー」と呼ばれるゴムをつけて、底に金属ワイヤーを通す方法です。
透明/セラミック製ブレース
金属と違って、歯の色に近いので、それほど目立たないことが特徴です。
セラミック製のブラケットは目立たないワイヤータイプのものもあります。
セルフライゲーションブレース
金属タイプと同じ素材でできていますが、歯にかかる圧力が軽減される治療方法で、通院回数を減らすことができます。
忙しい方に向いています。
リンガルブレース
歯型にカスタマイズされた器具を歯列の内側に装着するので、目立たないタイプです。
外見を気にする方に向いています。
インプラント
インプラントは、30年以上も前から世界中で行われてきた歯の修復治療です。
インプラントとは、何らかの理由で歯を失ってしまった方が、再び自信を持って笑顔になれる方法です。
デンタルインプラントの特徴
ブリッジや入れ歯に替わる画期的な歯の修復方法として注目されています。
インプラントはチタン製で、外科的処置により顎の骨に埋め込まれます。
失ってしまった歯の歯根の役割を果たします。
局所麻酔を使用して行います。
術後は多少の痛みが違和感が残ることがあります。
自然の歯とインプラントの歯の違い
自然な歯は、歯冠と歯根によって構成されています。
歯は、歯根によって顎の骨に固定されています。
インプラントは、歯根部の「フィクスチャー」支台部の「アバットメント」歯冠にあたる「人工歯」の3つで構成されています。
一般的な治療例
1本の歯の治療の場合、インプラントを1本埋め込みます。
複数の歯を修復する場合、1本以上のインプラントを埋め込みますが、欠けた歯の数だけインプラントをするとは限りません。
個々の状態に合わせて決めていきます。
インプラント義歯
インプラントは部分入れ歯、及び総入れ歯の固定にも利用できます。
取り外しの必要がなくなり、便利になります。
これにより、これまで食べられないと諦めていたものも食べられるようになります。
メンテナンスも自分の歯と同じようにできます。
取り外し式と固定式（歯科医師のみが取り外しができる）があります。
インビザライン矯正
インビザラインは、1997年にアメリカで臨床に使われえるようになりました。
それ以来、今日まで世界中で400万人以上の患者がこの治療を受けてきました。
現在、同様のマウスピース矯正は、数種類存在しますが、たくさんの症例数と長い歴史を持つものはインビザラインです。
インビザラインは、治療計画から治療に使うマウスピースの作成まですべて最先端のデジタル技術を利用しています。
暑さ0.5mmの透明なマウスピースを自分で装着し、食事のときだけは外します。
周りに矯正をしていることがわかりにくく、自由に取り外し、装着できます。
わずらわしいワイヤー装置がないのが嬉しいですね。
手順
患者さんの顔と口腔内の写真、そして歯型を取ることから始まります。
これらの情報から、治療のゴールを専用のソフトウェアを用いてシュミレーションを行います。
患者さんは、治療のスタートを決める前に、シュミレーションで目指す歯並び、必要期間などを確認することが可能です。
費用や特徴
費用は症例やクリニックによって違いがありますが、おおよそ8000ドル〜で、1−2年程かかります。
自分で取り外しが可能ですが、きちんと装着していないと予定通りに矯正が進まないことがありますので、大人向きです。
事前に治療経過やゴールを確認できるので安心です。
矯正が困難な症例があるため、矯正の可否について専門医に寄る判断が必要になります。
日本語で診察が受けられる（一般歯科・歯列矯正・インプラント）
Aシティニホンデンタルセンター
https://www.acitynihon.com/
ラッフルズジャパニーズクリニック 歯科
https://www.rafflesj-clinic.com/services/dental/orthodontic/
アムオス日本人デンタル
http://www.aoms.sg/
ヘルスウェイメディカル 歯科
http://www.healthwaymedical.com/japanese/dental/
エステートスマイルスタジオ
http://aesthetesmilestudio.com/jp/index.php
まとめ
日本でもできる歯科矯正が、シンガポールでもできるのは嬉しいですね。
しかも、少し費用も安めと聞くと、気になっていた人はやってみようかなと思いますね。
この機会にぜひ相談に行ってみてはいかがでしょうか。