ランニング大会

年中常夏なシンガポール。

天気の良い日も多く、蒸し暑いけれども気持ち良くスポーツを楽しめる国だと思います。

筆者がシンガポール在住中は、元陸上部だったこともあり、よくランニング大会に参加していました。

ランニング大会と一言で言っても、シンガポールにはレース感がある真剣勝負のものから、イベント感が強いコンセプトの面白いものまで多種多様です。

今回は、筆者が実際に参加したものから厳選したランニング大会を紹介します!

(年によっては開催されない年がある可能性もあるのでご了承ください。)

また、シンガポールでおすすめのランニングスポットも紹介しているのでこちらも合わせてチェックしてみて下さい。

Standard Chartered Marathon

Standard Chartered Marathon
▲筆者がフルマラソンを完走して、ゲットした完走メダルです!

例年12月に行われるStandard Chartered Marathonは、シンガポール唯一のフルマラソンも含めて行われる大会で、5万人程の多くの参加者が参加し、海外からも有力選手を誘致していたりする、大規模な大会です。

シンガポールを代表する大会であるため、しばしば「シンガポールマラソン」と呼ばれます。

フルマラソン以外にも、ハーフマラソンや10km、5kmといったコースも用意されています。

スタート地点はシンガポールの銀座・オーチャードから。

蒸し暑いシンガポールの気候を考慮して、比較的涼しい時間帯の、まだ薄暗い朝5時からのスタートです。

スタート時の混雑を避けるため、大会申し込み時に事前に予想フィニッシュタイムを申請し、そのタイムによりグループを分け、3回程15分ずつスタートタイミングを分けてスタートします。

スタート地点のオーチャードからは東に向かい、イーストコーストパークに着いたら真っ直ぐチャンギ空港方向へ。

飛行機の発着が間近で見られるくらいチャンギ空港に近づいたら、折り返して、ひたすら元来たコースを戻っていきます。

このイーストコーストの往復が、体感的にひたすら長い・・・!

フルマラソンの42.195kmのうち、約3分の2のコースを占めているので、距離ももちろん長いのですが、海岸沿いの似たような景色がずっと続き、変わり映えがなくてちょっと飽きます。

ただし、木々が生い茂っているので、日陰の中を走ることができるのは、太陽が照りつけるシンガポールを走る上では良い点です。

また、ちょうどイーストコーストを走っている際に朝陽が昇る時間になるので、余裕があれば、綺麗な日の出や美しいカラーの空を拝めることができます。

コース沿いには、給水はもちろん、バナナやエナジードリンクをもらえるコーナーも準備されているので、ぜひ活用しましょう。

イーストコーストの終わりかけ手前はちょうど30km地点。

一番辛いところですが、フィニッシュ地点の中心地も徐々に見えてきているので、なんとか気持ちを奮い立たせて頑張りましょう。

シンガポールの中心地まで戻ってきたら、マリーナベイなどシンガポールのアイコンを回り、シティーホールあたりでフィニッシュです。

走っている間はかなり果てしない道のりに感じますが、やはりフルマラソン。

走り終わった時の達成感はひとしおです

ちなみに、スタンダードチャータードマラソンでは、参加者が自分の目標タイムを達成できるペースで走れるように、30分毎の間隔で、ペースメーカー集団がいます。

目標タイムが印字されているバルーンを付けて走っているので、とても見つけやすいと思います。

目標タイムを設定している人は、ぜひペースメーカーについていけるように頑張ってみてください。

更に、スタンダードチャータードマラソン専用のアプリもリリースされており、スマートフォンにインストールしておけば、自分や他の参加者のゴールタイムはもちろん、5km毎の通過タイムをリアルタイムで確認することができます。

走っている時はなかなか余裕が無いと思いますが、ライバルがいる方は、ぜひレース中にでも使ってみてください。

Standard Chartered Marathonの公式サイトは「singaporemarathon.com」こちらから確認できます。

2XU Compression Run

2XU Compression Run

出典 : https://www.runsociety.com/races/2xu-compression-run…

“2XU”とは、元々スポーツ用のタイツやユニフォームなど衣料製品を販売しているブランド名で、公式サイトは2xu.comから確認できます。

2XU Compression Runでは、ハーフマラソン、10km、5kmのオースを選ぶことができます。

ハーフマラソンのスタートタイムは朝4:30とかなり早いですが、Standard Chartered Marathon同様、日の出前の暗めの時間スタートの方が、暑さが厳しくないので条件的には良いです。

(10kmは朝6:45、5kmは朝8:00と遅めのスタートです。)

コースは、F1ピットからスタートし、東方面のスポーツハブや、マリーナベイゴルフーコースやマリーナベイエリアをぐるっと周って、F1ピット近くのシンガポールフライヤーあたりでゴールです。

シンガポールのアイコン的な建物を周りつつ、緑が多いエリアを走るので、蒸し暑い気候の中でも快適に走ることができます。

前述で紹介した、Standard Chartered Marathonのフルマラソンに備えてまずは2XU Compression Runに参加する人も多いです。

それなりに本格的にランニングにチャレンジしたい方は、まずはぜひ2XU Compression Runのハーフマラソンにチャレンジしてみてください!

2XU Compression Runの公式サイトは「2xucompressionrun.com.sg」こちらから確認できます。

Hello Kitty Run

Hello Kitty Run

▲2018年のハローキティーRUNのコンセプトは”FRUITY RUSH”。とっても可愛らしいです!

こちらは、もはや紹介の必要もない世界的に大人気のキャラクターであるハローキティをコンセプトとしたFUNランニング大会です。

シンガポールのエンターテイメントが詰まった島・セントーサ島内で、およそ5kmのコースを走ります。

コースにはハローキティをモチーフとしたマスコットなどがたくさん置いてあり、インスタ映えする写真スポットだらけ。

もちろん、走っている人のほとんどは真剣に走っておらず、歩きながらところどころの写真スポットで記念撮影しながら進みます。

ちなみに前述した通り、コース距離は5kmですが、実際は3.5kmくらいしかないです。笑

そして、もちろん記録も測られません。笑

ちなみに参加料はS$60と、5kmにしては少し高めなのですが、その分参加者にもらえるハローキティのノベルティが結構充実しています!

例えば2018年のノベルティは、ハローキティ型の可愛らしい完走メダル以外に、Tシャツ、Zipポーチ、手持ち袋が配られました。

もちろん全て、ハローキティプリントです。

キティ完走メダル
▲こちらは筆者が2014年に参加した際にゲットした完走メダル!毎年デザインは違うようです。

コース内容もノベルティも、ハローキティファンの方には堪りませんよね。

女性の参加者がほとんどかと思いきや、男性の参加者も結構いました!

ただし男性単独参加者はさすがに少なかったように思います。笑

セントーサ島のビーチ付近がゴール場所になり、そこで「アフターパーティ」と称したイベントも開催されます。

フォトブースがあったりグッズ販売をしていたり、ビンゴ大会をしていたりなどイベント盛りだくさんです。

ハローキティ好きな人にはもちろん、一風変わったイベントに参加したい人、あんまり運動したくない人にも、ぜひお勧めします!

Hello Kitty Runの公式サイトは「hellokittyrun.com.sg」こちらから確認できます。

Run For Your Lives

友人

▲一緒に参加したシンガポリアンの友達。疲れ果てています。。

このショッキング?な写真は、ウェストコーストパークで行われる、ゾンビランとも称されるRun For Your Livesでのものです。

こちらは、もはや、単純にコースを走るランニング大会ではありません。

Run For Your Livesの参加者はサバイバー役とゾンビ役に分かれ、限られたエリア内にゾンビ役の参加者が配置され、サバイバーは腰に布切れ3枚をくくりつけ、そのエリアを走り抜けます。

布切れ3枚全てをゾンビに取られたら、アウトです。

アウトとは言っても、このゾンビとサバイバーの鬼ごっこを何セットもするので、次のセットではサバイバー役は復活できますし、ゾンビ役も布切れをたくさん集めたからって何か特典がもらえるわけではありません。

そのため、だんだんと頑張って走るモチベーションが下がってくるという難点はありますが(笑)、鬼ごっこのようなランニングには、自分を童心に還らせてくれるような懐かしさや楽しさがあります。

Run For Your Livesに参加するのであれば、ゾンビ役の人にはゾンビメイクや血のりなどスタッフが施してくれるサービスがあるので、Run For Your Livesのコンセプトを十二分に満喫するのであれば、断然ゾンビ役で参加するのをお勧めします!

Run For Your Livesの公式サイトは「runforyourlives.co」こちらから確認できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

学生時代、ずっと陸上部だった筆者は、シンガポール在住中は、脂っこいローカルフードで太りやすかった環境ということもあり、よくいろんなランニング大会にエントリーをして走っていました。

日本よりもはるかにイベント感が強い大会が多いので、ランニング初心者や、ただ友達と遊んで楽しみたい人にもオススメです。

興味がある方は、当記事を参考に、ぜひ参加してみてくださいね!

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