シンガポール 仕事 アイキャッチ

シンガポールは、英語が通じて治安も良いため、日本から転職したり、海外駐在としても人気です。

シンガポールで仕事をするには、どのようなスキルが必要で待遇などはどうなっているしょうか。

駐在の夫について来た妻は、就職できるものなのかなど、気になる情報が満載です。

ぜひ、参考にしてくださいね。

シンガポールの転職事情

シンガポール 転職

シンガポールに転職を考えている人が増えてきています。

ビジネスチャンスがたくさんある、安全、アジア圏などとプラスになる条件があるので、若い世代や中年世代にも人気です。

シンガポール人にとっての転職

一般的に、シンガポール人(特に30歳前後までの若い世代)は、転職を繰り返すことで、キャリアアップの実現につながるという発想で、平均的に大学卒業後の10年間で3回ほど転職します。

また、その中で職務面だけでない自身の適性や伸ばしたい方向性、環境などを求め、最後の転職を目指します。

シンガポール人以外の外国人についても同じ傾向で、異なる点は、何歳になってもより良い待遇を求めて転職を目指す点と、自身の専門性を常に磨き続けるために、学位や資格(大学院やMBA、その他の専門資格など)の取得に向けて学び続け自己研鑽に余念がないところです。

日本人駐在員の転職

近年は、特に若い世代の駐在員が増えたことにより、駐在後にシンガポールでの転職を目指す人も増えてきました。

一般的な日系企業では、給与以外に住宅、車、教育費の支援などが駐在パッケージとして提供されており、シンガポールでの生活コスト高を感じずに生活できます。

仕事もグローバルで刺激が多いため、残りたいと考える人も多いのではないかと思います。

しかし、最近の求人動向を見てみると、日本人の現地採用のポジションは増えていますが、駐在ポジションは減っています。

また、現地採用の場合は、当然ですが駐在パッケージ相当の手当は出ないので、場合によっては給与が1/2から1/3になるケースも想定されます。

現状での転職の鍵は、「給与ダウンに対する許容がどこまでできるか」になります。

現地採用事情

面接

現地採用を考える人も多くいます。

住宅手当などの支援は期待できませんが、キャリアを磨くという点では、自分の計画を進めていける手段の一つですね。

選択の自由

日系企業の場合、日本の本社に雇用され、一定期間の海外に派遣されるのが海外駐在です。

給与や手当などの待遇面は、現地採用よりも手厚い一方で、赴任国や期間は会社が決めるものです。

事業計画や会社の業績に影響されるなどの制約が多く、個人の希望が通ることはほとんどありません。

しかし、現地採用の場合、なんといっても国や滞在期間、転職などの「選択の自由」があります。

また、日本ではなかなか入社できない人気企業でも、海外現地法人に転職できると行った可能性もあります。

求められる仕事内容

現地のローカルスタッフではなく、あえて日本人を現地採用として雇用する場合、「日本人でないとできない仕事」もしくは「日本人としてのマインドセットを求められ仕事」が中心となります。

各国の地域統括会社が多いシンガポールにおいては、当地からアジアパシフィックを管轄している欧米系企業も多く、日系企業以外からの日本人現地採用のニーズも多くあります。

また、日系企業においては、駐在員の後任ポジションを現地採用社員で補充するケースも出て行きており、今後このようなケースは増えると予測されます。

給与・待遇面

現地採用の給与・待遇面は、基本的に現地の水準がベースですが、中には駐在員の後任ポジションでの現地採用案件の場合、現地水準よりも優遇された条件の求人も見られます。

まずは、自分の中での優先順位や価値観を整理して、様々な側面から条件を検討してみることをおすすめします。

主婦の就職活動

女性

多くの多国籍企業が集まり、治安や衛生水準も高いシンガポールは、海外就業を目指す日本人求職者に人気の国です。

進出している日系企業でも、日本とシンガポールをつなぐ人材として、多くの日本人を現地採用しています。

しかし、近年では、シンガポール政府が国民の雇用のを守るため、外国人への就労ビザ発給要件(給与水準など)を厳格化しました。

多くの日系企業は、日本人の現地採用に苦労しているのが現状です。

DPの強み

こうした中、就労ビザを習得しなくても雇用できる「Dependent Pass」(シンガポールで就業する外国人の配偶者に付与される帯同ビザのこと。以下「配偶者ビザ」)保有者の採用ニーズが高まっています。

具体的には、日本から派遣されている駐在員の配偶者や現地採用の日本人の配偶者です(以下「配偶者」)ある就職エージェントでは、配偶者ビザを持つ日本人を対象とした求人が、2015年と比べると2017年では、約30%も増加しているということです。

働く環境

この配偶者の殆どは、女性(妻)であり、その多くはシンガポールに渡るまで、日本で働いてきています。

専門職や総合職としてキャリアを築いてきた方も少なくありません。

また、シンガポールは、保育園やメイドなどを利用しながら共働きをする家庭も多いのです。

求職活動で、そのような配偶者の方からは、「日本では『両立』に疲弊していたが、シンガポールでは、無理しすぎずに働き続けられるのではないか」「帰国してからも働きたいので、ブランクを作りたくない」といった声が聞かれます。

ただ、駐在員の妻は、夫の会社からシンガポールでの就労を禁止されていることもあるようですので、就労できるかどうかの確認が必要です。

シンガポールで生活しているからこそ得られる就業経験に関して、興味があれば就職エージェントに相談してみましょう。

履歴書・面接

面接

就職活動で避けられない面接。

面接につながるための履歴書作成の際の注意点などをお話しましょう。

履歴書

・清潔感のある写真を添付することがポイントです。
・ジャケットや襟付きのシャツを着て、正面を向いて少しばかり微笑むと柔らかな印象を与えます。
・背景色はブルーか白がおすすめです。
・生年月日や学歴・職歴は、西暦で書きましょう。

職務経歴書

・要約は簡潔、そして明瞭に書きましょう。採用担当者が「要約」を見て経験がひと目でわかるようにまとめましょう。
・職務経歴書は、できる限り2ページにまとめると良いでしょう。たくさんのことを長く書くのが良いとは限りません。
・その他、アピールできることを記載します。資格やスキルなどの業務に関わることは、免許・資格欄に記載しましょう。

面接

シンガポールであってもスーツがベストです。

最低でも、男性はワイシャツとネクタイにスラックス、女性はブラウスにスカートかパンツスタイルが良いでしょう。

「どうしてシンガポールで働きたいのか」「どれくらいの期間働きたいのか」「これまでの業務経験でと力を入れてきたこと、業務内容など」「その結果得られた強み」などは、よどみなく、日本語と英語で話せるようにしておきましょう。

「英語を使いたい」「多民族国家だから」「アジアのハブだから」などの一般的な理由は、採用担当者には響きません。

なぜそうなのかという理由付けをして納得してもらえることを話すのが重要です。

まとめ

シンガポールで働きたい人は増えてきています。

自分の得意分野や、なぜシンガポールで働きたいのかということを明確にして、面接に挑みましょう。

職務経歴書でアピールできることはしておき、話の中でも出していきましょう。

希望する仕事が見つかるといいですね。

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