せっかくの休日、楽しいだけじゃなく、学びにもなることをしたーい。

シンガポールにはそんな知的欲求を満たしてくれる社会科見学スポットもありますよ。

大人数でワイワイ行くのもおすすめです。

今度の週末にいかがですか?

シンガポールを代表するビールタイガービール工場ツアー


出典:http://www.travelingwiththejones.com/2014/03/31/touring-the-tiger-brewery-in-singapore/
暑ーいシンガポールにぴったりのさっぱりとしたビール“タイガービール”。

80年以上の歴史があり、シンガポールのイメージに欠かせないこのビールですが、もはやその人気

はシンガポールだけにとどまらず、現在11カ国で醸造されており、75カ国以上で楽しまれていま

す。

このタイガービールのほか、ABC スタウト、アンカービール、バロンズ・ストロング・ブリュー

などの銘柄を醸造しているのが、“アジア・パシフィック・ブリュワリーズ”社。

シンガポールの西の端、トゥアスという場所にあり、ここでタイガービールの工場見学ツアー(タ

イガーブリュワリーツアー)を受け付けています。

このツアーはホームページより申し込みができ、誰でも参加可(18歳以下の方は成人同伴要。また

その場合当然アルコールは飲めません。5歳以下のお子さんは無料)。

タイガービールの歴史やビールについての豆知識を学ぶことができ、製造の過程を見ることもできますよ。

そしてビール工場見学ツアーの後は、お約束のビール試飲もあります!

しかもこちらでは45分間試飲ができるとあって、ビールが好きな方にとってはかなりお得な内容!

工場は中心部から電車とバスで1時間30分程度とだいぶ離れていますが、とても楽しめるスポットです。

https://tigerbrewerytour.com.sg
営業時間:火曜日〜日曜日(祝日除く)13:00〜18:30 (ツアー最終受付17:00)
料金:大人18ドル、子供12ドル

おもしろ記念撮影スポットもあります


出典:https://singapore.navi.com/special/5036965
工場の外には、ここでしか撮影できない、タイガービールにまつわるおもしろ撮影スポットがいくつかあります。

ツアー中に撮影の時間をとってもらえるので、大きなタイガービールの瓶たちと思い出

に残る写真を撮ってみましょう。

美味しいビールの入れ方を教えてもらおう


出典:https://trevallog.com/tiger-brewery-tour-in-singapore-a-peek-into-the-factory-of-singapores-iconic-tiger-beer/
スタッフの方から美味しいビールの入れ方についての伝授もあります。

ビアサーバーからビールを入れる場合、グラスはどのように傾けるか、など学べるの

で、知識も身につくツアーです。

45分間の試飲タイム


出典:https://singapore.navi.com/special/5036965
ツアーがひととおり終了したら、施設内にあるおしゃれなパブでビアサーバーから注がれた生のタ

イガービールを味わうことができます。

工場の敷地内で飲むできたてのビールは味も格別! 

その後も空いたグラスを持っていくと指定銘柄のビールが制限時間内何杯でもおかわり
できます。

ビールをよく飲む方なら、この試飲タイムだけで元がとれちゃうはず。

また、追加料金を払えば指定銘柄以外の数種のビールを楽しむことも可能です。

パブではビリヤードやダーツも楽しめます


出典:https://trevallog.com/tiger-brewery-tour-in-singapore-a-peek-into-the-factory-of-singapores-iconic-tiger-beer/
試飲ができるパブ内にはビリヤードやダーツもそろえてあり、プレイすることができます(有料)。

試飲タイムは45分ですが、その時間が終わってもパブ内で少しゆっくりできるので、大

人数でツアーに参加してワイワイすると、また楽しいと思います。

西の果てまで。ちょっとした小旅行


出典:https://assetrip.com/tiger-brewery-tour/
タイガービール工場はシンガポールの西の端、トゥアスにあり、もはやマレーシアが近いです。

中心部からは電車とバスを乗り継いで1時間30分程度。

電車とバスで行く場合は、East West LineのJoo Koon駅で降りて、そこからはバスで。

駅前のバスインターチェンジから182番、182M番のバスに乗って約15分です。

バス停で降りてからは徒歩5分ほど歩きます。

再生水って何?
ニューウォーター・ビジター・センター


出典:https://www.pub.gov.sg/watersupply/fournationaltaps/newater
シンガポールの水資源確保の取り組みについて無料で学べる施設がニューウォーター・ビジター・

センターです。

1965年にマレーシアから分離する形で独立したシンガポール。

独立した当時は資源が全くない国でどうやってやっていくのかと言われ

たこともありましたが、強力な政府のリーダーシップのもと、発展して

きた歴史があります。

人間の生活に欠かせない水。

それをどうやって確保、供給していくのか。

その水に対するシンガポールの取り組みの一つが、“NEWater(ニュー
ウォーター)”
です。

ニューウォーターとは造語で、使用済みの水から高度な水処理技術を使

って、再生された飲み水のこと。

ここでは約1時間(英語のみ)のツアーに参加して、ビデオを見たり、

スタッフの説明を聞きながら工場の中を歩いたりして、使用済みの水を

どうやってリサイクルしているのか、水を浄化する手順について学べま

す。

ゲーム感覚で楽しめるプログラムもあります。

タナメラ駅から歩いて20分ほどでアクセスできます。

営業時間:9:00~17:30(火曜日~日曜日、月曜日は休み)
グループサイズ:最小1人から、最大120人まで

都心部にある貯水池
マリーナ・バレッジ


出典:https://www.pub.gov.sg/marinabarrage/aboutmarinabarrage
マリーナ・ベイ・サンズやガーデンズ・バイ・ザ・ベイなどがあるマリーナエリアにできた、シン

ガポールで15番目の、また都心部にできたものとしては初めての貯水池がマリーナ・バレッジ。

その大きさ、1万ヘクタールとシンガポールの1/6にあたり、シンガポー

ル最大の貯水池でもあります。

こちら、シンガポールの水不足を補うために、20年前に故リー・クワン

ユー、初代シンガポール首相が構想したビジョンが実現化されたもの。

幅350メートルのマリーナチャネルにダムを建設して堰き止め、5つの

河川が流れ込むところに淡水を集めるように作られています。

ここで雨水を貯め、また海水の水を淡水化し、その水をろ過してシンガ

ポールの水源の一つとして再利用されています。

このマリーナ・バレッジは“水の供給を増やす”、“水位を一定レベルに保

ち、洪水を防ぐ”、“人々の憩いの場としても利用できるように”、という

3つの目的で造られています。

中には、どのように持続可能なシンガポールを作り上げていくのかを学

べるギャラリーもあり、毎週火曜日を除く、9時~18時まで無料で入る

ことができます。

ガイドツアーも毎時間開催されています(12時~1時を除く。また最終

ツアー開催時間は17時)。

下記ホームページ上で予約できるほか、空きがあれば1階のインフォメ

ーションカウンターで受け付けてもらえます。

サステイナブル・シンガポール・ギャラリー
https://www.pub.gov.sg/marinabarrage/ssg 

屋上でのんびりピクニックもおすすめ

また、晴れた日はぜひバレッジの屋上へ。

出典:http://www.singapore-guide.com/attractions/marina-barrage.htm
見晴らしがよく、お弁当などを持っていけばピクニックも楽しめます。

ここで凧を上げている人たちがいたり、ファミリーでくつろいでいたりする人たちの姿

も見られます。

きれいな夕日を見に、サンセットの時間に合わせていくのもおすすめです。

1階の模型だけでも見る価値あり
シンガポール・シティ・ギャラリー


https://ameblo.jp/abaaba-part5/entry-12369212277.html
チャイナタウン駅から徒歩15分ほどの場所に、政府機関の一つ、URA(都市再開発庁)センターが

あり、その中に誰でも無料で入れるシンガポール・シティ・ギャラリーがあります。

1965年にマレーシアから独立し、急成長を遂げてきたシンガポール。

ここは模型やビデオを使ってそんなシンガポールの変遷、過去、現在、

そして未来の都市計画を知ることができるスポットです。

残念ながら、現在改装中ですが、1階にあるシンガポール全体の大きな

模型は観ることができるようになっています。

この模型ではシンガポール全体の土地の利用状況を俯瞰して見られるよ

うになっており、国の全体図をつかむことができますし、これからの土

地の利用予定なども知ることができて、とても興味深いです。

ふらりと立ち寄って、この1階の模型だけ見に行かれるのもおすすめで

す。

年5回だけの公開! イスタナ(大統領官邸)


出典:http://www.jas.org.sg/magazine/yomimono/heritage/heritage0811/heritage0811.html

ドビー・ゴートMRTから徒歩で10分ほど歩くと、イスタナ(大統領官

邸)があります。

イスタナとはマレー語で“宮殿”の意味。

オフィシャルには大統領の公邸ということになっていますが、ほとんど

の過去の大統領はここではなく、自宅に住まれていました。

現在の第8代大統領で初の女性大統領、ハリマ・ヤコブ氏もイーシュン

にあるHDBに住まれているようです(現在どこか別の場所に引っ越しさ

れる動きもあるようですが)。

そのため、このイスタナは公務を行う場所、また海外からの要人をもて

なす場所として使われているようです。

オーチャード・ロードに面する入り口は普段は警備が敷かれており、入ることができませんが、

年に5回の祝日だけ、一般にも公開されています。

それが、チャイニーズニューイヤー、レイバーデー、ナショナルデー

(独立記念日)、ディーパバリ(ヒンドゥー教祝日)、ハリラヤ・プア

サ(イスラム教祝日)です。

今年はあと2回、ナショナルデーの1週間半前の7月29日(日)とディーパバリの11月6日に

一般公開される予定になっています。

身分証明書(旅行者の方はパスポート)があれば、誰でもこの日に入れ

ますので、ぜひ訪れてみましょう。

オープンハウスの入場は8時30分〜18時まで。シンガポール人とPR(永

住権保持者)の方は無料、他のビジターは2ドルを払って入ることがで

きます。

中には都心部と思えない、広大な芝生が広がっており、ここでピクニッ

クを楽しむファミリーも多いです。

そのずっと先には白い官邸があり、2〜4ドルで中に入ることができま

す。

建物内部には、ファンクションルームがあり、そこには大統領や首相に

送られた友好の品を見ることができますよ。

自然が好きな人は、イスタナ内の豊かな動植物について知れる、ネイチ

ャーガイドウォークに参加してみるのもよいでしょう。

ボランティアにより開催されているツアーで、10時〜16時、毎時間、

12〜15人のグループでツアーに出発します。

外国人は大人10ドル、子供2ドルで参加できます。

イスタナネイチャーガイドウォーク
https://www.nparks.gov.sg/activities/events-and-workshops/2018/5/istana-nature-guided-walk-on-1-may-2018

ヤクルト・ファクトリー・ツアー


出典:http://yakult.com.sg/yakult-factory-tour-singapore/
ヤクルト・シンガポールでは1987年より無料で工場見学ツアーを開催しており、今までに40万人

ほどの人が参加しています。

工場まではマレーシア近くのセンバワンMRTからバスと徒歩で約20分。

都心部からは電車、バスで1時間ほどかかり、アクセスはよいとは言え

ませんが、普段馴染みがあるヤクルトの製造の裏側が知れておもしろい

のではないかと思います。

ツアー前半は、担当者の方がヤクルトの歴史や製品についてプレゼンテ

ーションをしてくれたり、プロバイオティクスの効用についてのビデオ

を見たりと、教育要素がたくさん。

また、ヤクルトも1本無料でいただき、飲むことができます。

その後はいよいよ工場見学。

どのようにヤクルトが作られているのか、ガラス越しに製造の過程を間

近で見ることができます。

品質管理の様子や容器が作られる様子、流れ作業でヤクルトができている様子などが見られて、興

味深いのではないかと思いますよ。

最後には、ヤクルトを割引価格で買える機会も。

たくさんの家族や友達を誘って行くと楽しいのではないかと思います。

開催日:平日 午前の部:10時〜11時30分、午後の部:14時〜15時30分
定員:25〜60名
ツアーに参加できるかどうかは空き状況によります。詳細は下記ページをご確認ください。

https://yakult.com.sg/yakult-factory-tour-singapore/

<まとめ>
今回はちょっと変わった、観光スポットをご紹介してきました。

アクセスがなかなかしづらい場所もありますが、

子供にとっても大人にとっても知ることは楽しいことだと思いますので、

ご興味があったらぜひ行かれてみてくださいね。

周りの人を誘って、大人数で行かれるのも楽しいと思います!

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