シンガポールで語学留学を考えている人も多いことでしょう。
シンガポールで留学するにあたってのメリットや準備、注意することなどをご紹介します。
メリット
シンガポールに語学留学するメリットをまとめました。
治安が良い
シンガポールは、治安が良いことでも有名ですね。
置き引きやスリ、人気のない場所は、どの国でも注意する必要がありますが、シンガポールは観光客でも夜に出歩ける国です。
地下鉄やバス、タクシーも安全でぼったくりもあまり聞きません。
留学生には嬉しい一面です。
とはいっても、気をつけてくださいね。
英語だけでなく、中国語も話されている
日本人の多くは、英語留学を考えている人が多いと思います。
シンガポールは英語だけでなく、中国語やマレー語も話されている国です。
興味があったら、英語と中国語、マレー語の勉強ができます。
留学生以外でもたくさんの外国人がいるため、外国人に寛容
シンガポールは、経済や金融などアジアのハブとも言われ、世界中からたくさんの人が集まっています。
仕事で来ている外国人、留学生、旅行者などが多いのです。
そのためか、シンガポール人は外国人に寛容で、つたない英語でも聞こうとしてくれます。
英語が苦手と思っている人でもとっつきやすい環境です。
デメリット
シンガポールに留学するデメリットをまとめました。
普段の生活ではなまりが気になる
シンガポールには、シングリッシュというなまりがあります。
普段の生活では、このシングリッシュがよく使われていますので、気になるかもしれません。
でも、すべての人がシングリッシュを話すというわけではありません。
TPOに合わせて使い分けているというイメージです。
学校の先生や病院、公共施設の窓口などは、イギリス英語が話されています。
物価が高い
シンガポールは、物価が高いことでも有名かもしれませんね。
滞在費、学費などは日本よりも高額になることが多いです。
医療費も病院によって高くなります。
反対に交通費は日本よりも割安です。
食費は、どこで食べるかによって大きく違います。
フードコートなどで済ませる場合は、比較的安上がりですが、脂っこいものが多く栄養バランスが偏ることがあります。
日本食レストランもありますが、日本よりも高めです。
留学スタイル
どこに留学するか、ワーキングホリデーで自由に勉強するかなど、留学のスタイルを決める必要があります。
それによって、取得するビザの種類が違ってきます。
大学
大学に留学するとなると、大学規定の手続きや決まりごとがありますので確認が必要です。
語学学校
英語やその他の言語の語学学校はたくさんあります。
自分で探して、手続きして通うこともできます。
1週間単位の申込みが可能なところもあります。
ホームステイ
ホームステイをして、実践を積みながら語学学校にも通うコースです。
紹介会社がホームステイ先、学校を紹介してくれて手続きもサポートしてくれます。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーのビザを取得して、語学学校に行く方法があります。
働くことも可能です。
ビザ取得の条件がありますので、確認が必要です。
サポート会社
シンガポールで留学サポートをしている主な会社をご紹介します。
シンガポール留学支援センター
シンガポールの専門留学エージェントです。
ホームページ:http://www.heartlink.com.sg/study/
イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社
本部をスイスに置くエージェントで世界116カ国でプログラムを展開しています。
ホームページ:https://www.efjapan.co.jp
ビザと医療保険
留学するにあたって、ビザと医療保険の加入を検討しましょう。
ビザ
留学する場合、条件によってビザの取得が必要です。
ビザの名称 | 概要 |
---|---|
ビザなし | 《空路》滞在期間が30日以内であれば不要。 《陸路》滞在期間が14日以内であれば不要。 |
ソーシャルビジットパス | 《空路》滞在期間が30日以上の場合、申請が必要。 《陸路》滞在期間が14日以上の場合、申請が必要。 |
スチューデントパス | フルタイムで学校に通う場合は必要。 教育期間によって、申請手順が異なる。 |
ワークホリデーパス | 18−25歳、在学大学などの条件がある。 最大、6ヶ月間滞在でき、就業も可能。 |
シンガポールで、語学留学や正規留学する場合はスチューデントパスが必要です。
ただし、ソーシャルビジットパスの期間内に終了するものであれば、スチューデントパスの申請は免除されます。
規定や手続き方法は、変更になることが多いです。
移民局のホームページを確認するようにしてください。
シンガポール移民局
https://www.ica.gov.sg
医療保険
海外に滞在するときには、医療保険を検討しましょう。
シンガポールへの留学の場合、医療保険の加入は必須ではありませんが、大学の条件によって加入する必要があります。
シンガポールは、医療費が高めです。
また、いつ病気や事故に合うかわかりません。
日本で加入している国民健康保険や社会保険には、海外療養費というものがあります。
これは、海外で医療を受けたときに給付金が支給される制度です。
日本で同じ治療を受けたとしたら、いくらかかるかを査定され、実際にかかった費用と比べて安い方の医療費の7割が給付されるのです。
一般的に、日本の治療費の方が安いことが多いでしょう。
詳しくは、ホームページで確認してください。
全国健康保険協会
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3120/r138
シンガポール留学の動向
シンガポールには、以前からアジア進出に関心が高い企業のビジネスマンが学びに来ていました。
近年、ヨーロッパからの留学生やビジネスマンが増えてきているようです。
理由は、シンガポールにおける多様性を求めているためです。
また名門シンガポール大学を目指す学生も増えてきています。
英語留学はフィリピンへの留学も人気ですが、韓国人と日本人留学生が多く、他の国の留学生が少ないのが現状で、多様性を求めるにはちょっと物足りません。
また、シンガポールでの就職も視野に入れて来ている人も増えているのです。
近年、フィリピン留学は費用を抑えて集中的に英語を学びたい人へ、シンガポール留学は語学を共に多様性も求める人へと留学先の棲み分けが始まっていると言えます。
まとめ
シンガポールは、治安が良く日本のものやサービスもあり、留学するには安心できる国です。
多様性が生活に浸透しており、肌で感じることができるでしょう。
たくさんの語学学校や留学スタイルがありますが、自分にあった留学スタイルや学校が見つかるといいですね。