ランニング スポット

年中常夏の国、シンガポール。

天気の良い日も多いので、いつでも薄着で手軽に外出できるのが嬉しいですよね。

そんなシンガポールですが、筆者のお勧めスポーツの一つとして「ランニング」があります。

なぜなら、ランニングに適した魅了的なスポットがたくさんあるからです。

そしてシンガポールのローカルフードは脂っこいものも多いため、長く住むと太りやすい傾向にあります。

そんなたるんだお腹を引き締めるためにも有効なランニング、シンガポールでするならぜひここで、というコースを5点紹介したいと思います。

マリーナベイ周辺

マリーナベイ周辺

シンガポールのランドマークといったら、SMAPが出演していた昔のソフトバンクのCMで舞台として出て、日本での知名度が一躍上がった「マリーナベイサンズ」でしょう。

実はマリーナベイサンズが位置するエリアは、有名な観光地であると同時に、地元の人や現地在住の外国人にとって人気のランニングスポットでもあるのです。

マリーナベイサンズが面しているマリーナベイは、橋なども通っており、ぐるっと一周回れるようになっています。

そんなマリーナベイのマリーナベイサンズの反対側(マーライオンやOne Fullertonあたりからで良いです)から、上から見て反時計回りにマリーナベイを回って走っていきます。

ぐるっと回ってマリーナベイサンズを超えたところまで来たら、そのまま橋を通過せずにマリーナベイに沿って右折していくと、Gardens by the bayの方向に向かっていきます。

Garden by the bayの美しい自然を右に、横目で見つつ、そのままずーっと進んでいくと、貯水池兼市民の憩いの場になっているMarina Barrageにたどり着きます。

そこには円形にぐるっと2階まで上がってそして下に下がっていく坂があるので、そこを一周します。

そのまま、元来た道を戻って行き、Gardens by the bayを抜けたら先ほどは通過しなかった橋を渡り、そのままスタート地点にたどり着いたらゴールです。

正味4-5キロメートルのコースであり、初心者でも無理なく走り切れるコースだと思います。

このコースの魅力は何といってもシンガポールの幾つかのランドマークをコース内で堪能できるところにあります。

スタート/ゴール地点あたりのラッフルズプレイスの巨大なビル群、マリーナベイサンズ、Gardens by the bay、Marina Barrage。

夕方から夜の時間帯に走っても、夜景がとても綺麗でとてもロマンチックです。

また、オフィス街や観光地をランニングして浮いてしまわないか?という心配もご無用。

このコースをランニングしている人は毎日どの時間帯でもたくさんいます。

ちなみに、マリーナベイサンズのすぐ目の前で、毎晩「SPECTRA」と呼ばれる水上ショーもやっているので、時間が合えば、こちらも横目で楽しめるかもしれません。

エンターテイメントが詰まったこちらのコース、シンガポールのお手軽なランニングスポットとしてマストです!

マリーナベイサンズについては「マリーナベイサンズ|シンガポールを象徴する人気ホテルの魅力」こちらでもまとめています。

East Coast Park沿い

EastCoastPark

こちらのコースは、もう少し淡々と長めの距離をランニング練習したい人向けです。

ビーチ沿いがずっと公園とランニングできるようなコースになっており、遊んでいる子供達や、BBQを楽しんでいる家族、マリンスポーツをしている人たちを横目に、南国らしいリラックスした雰囲気の中走ることができると思います。

木々も生い茂っているので、日差しも気にせず走り続けられるのは、シンガポールでは大きな利点です。

East Coast Parkのダウンタウンに近い側からどんどん突き進んでいくと、最終的にはChangi Airportに近いところまで達することになり、飛行機の飛んでいるところも間近で見られることになります。

ここまで来ると、「あ、シンガポールの端っこまで来ちゃったんだなあ」と実感します。

そのまま折り返すのもよし、疲れていたらTaxiなどで帰ってしまうのもよしです。

このコースでは結構長い距離を稼ぐことができ、10-30キロメートルくらい走ることができます。

このコースは、シンガポールで最も有名なフルマラソンStandard Chartered Marathonのコースにもなっているので、こちらに参加を考えている方にとっては練習にも最適なコースです。

ランニングに慣れてきたら、ぜひこちらのコースもお試しあれ。

MacRitchie

MacRitchie

もう少しトレイル向けのランニングコースであれば、MacRitchieと呼ばれる大きな湖を中心とした自然保護区の公園がオススメです。

MacRitchieはシンガポールの中心地からタクシーで15分ほど走ればアクセスでき、かつ手つかずの自然が多く残されている稀有な場所です。

トレイルのコースには3kmから11kmまであります。

少しジャングルに近いような自然の中を走って行ったり、坂道のアップダウンがあったり、涼しげな湖沿いのコースがあったり、走っていくうちに次々とコースの表情が変わっていきとても面白いです。

場所によっては人通りが少なく少し不安に感じるかもしれませんが、ところどころにきちんと標識が立っているので、迷うことは無いです。

ちなみに美しい自然だけでなく、トレイル中はお猿さんやオオトカゲにも出会うことができますよ!

トレイルコースは慣れていない人が走ると筋肉痛になること必須なので、ストレッチはしっかりするようにしてくださいね。

MRTラインの端から端まで行くコース

Singapore-MRT

こちらは少しユニークなランニング企画です。

シンガポール中を通っているMRT(メトロ)のライン上を、始点から終点までずっと走るコース。

シンガポールには主要なメトロラインが全部で5ラインあります。

  • ・North-South Line(NS)(南北線)
  • ・East-West Line (EW)(東西線)
  • ・North-East Line(北東線)
  • ・Circle Line(CC)(環状線)
  • ・Downtown Line(DT)(ダウンタウン線)


筆者は昔、大勢のランニング仲間とEast-West Line上を、Harbour Front駅からPunggol駅まで走り、それぞれのMRTのサイン前でみんなで記念撮影をして、とても楽しかった記憶があります。

メトロライン上を走ると何が面白いかというと、活気あふれる都心から、住宅街や自然あふれるエリアなど、シンガポールのありとあらゆる表情がコース内で全部見られるところにあると思います。

ちなみに都心から離れれば離れるほど、駅と駅の間が広くなっていくので、最後あと数駅…というところから結構長くて辛かったです。(笑)

せっかくのシンガポール、有名な場所だけでなくローカルで生活感あふれるリアルな場所も見たいのであれば、こちらのメトロライン沿いのコース、オススメです!

ちなみにNorth-South LineやCircle Lineは、シンガポールをざっくり円形に回るコースなので、結構長いです。

East-West Lineも、シンガポールを完全に西から東へ横断するコースなので、果てしないコースです。

これらはランニング中級者以上の方向けですね。

そして街中を走るところも多いので、交通には十分気をつけてくださいね。

セントーサ島

SentosaIsland

ユニバーサルスタジオシンガポールやアジア最南端のスポット、数々のビーチクラブなど、シンガポールのエンターテイメントが詰まっているセントーサ島。

セントーサ島をぐるっと回って走ってみても、とても面白いのです。

セントーサ島の入り口であるVivo Cityからランニングをスタートさせ、ユニバーサルスタジオシンガポールやカジノなど、エンターテイメント施設の雰囲気が満載の場所を抜けていくと、徐々に緑の多いエリアへ。

そこを”Sentosa Cove”を目指して走って行きます。

“Sentosa Cove”とは、シンガポールでも有数のお金持ちが所有する別荘がたくさん位置しているエリア。

コンドミニアムもあれば、一軒家型の別荘も数多く建てられています。

Sentosa Cove内を走り進めていくと、ランニングしながらこれらの別荘をたくさん眺めることができ、大きなプール付きの大豪邸や、家主の趣向が反映された面白いデザインの別荘など、目に見て楽しい景色が続いています。

Sentosa Coveのエリアに入るところにはセキュリティチェックポイントがありますが、明らかにランニングの格好をしていると普通に入ることができるので、心配ご無用です。

シンガポールのお金持ちの優雅な生活を垣間覗き見たい人には、ぴったりなコースです。(笑)

セントーサ島の魅力はこちらの「シンガポール・セントーサ島はエンターテインメント充実のリゾート!」記事でもまとめてますので参考にしてみて下さいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

東京23区ほどの広さで国としてはとても狭いシンガポールですが、ランニングを通じて、普段はあまり訪れる機会のない場所にもリーチでき、シンガポールのいろんな一面を見ることができるのは、シンガポールでのランニングの魅力の一つです。

昼間は暑さも激しいので、ランニングするのであれば、早朝や夕方以降(これは都心のみ)がオススメです。

ぜひ、シンガポールでのランニング、チャレンジしてみてくださいね!

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