一軒家

東南アジアにあるシンガポールは海外の富裕層に人気の移住先でもあり、日本人にとって生活しやすく住みやすい国の1つと言われています。

現在もシンガポールに駐在として長期滞在している方や移住者、または永住を希望する方も多くいます。

永住を考えている人は「シンガポール移住できるビザと永住権を取得できる条件とは」も合わせて読んでください。

さて、海外で生活して暮らすとなると気になるものの一つに住居があげられますが、シンガポールで安心して暮らす為には、どんなエリアに暮らすのがいいのか?

住居の種類はどんなものがあるのか?

気になる家賃の相場は?など様々な疑問がわいてくるかもしれません。

そんな疑問を解決します。

シンガポールの家賃は高い?

いぶかしげな男性
東南アジアというと日本より物価が安いイメージを持っている方も多いかもしれませんが、残念ながらシンガポールではそうもいきません。

シンガポールは物価が高い国です。

また、国土が広いとは言えないシンガポールでは住む環境によって異なりますが、日本より家賃が高いことが多いです。

シンガポールの住居には大きく分けると「コンドミニアム」「公営住宅」「一軒家」の3種類のタイプがあります。

それぞれの特徴を知り、自分に合うタイプを見つけていきましょう。

2019年4月現在1シンガポールドル=80円程です。

【コンドミニアム】と家賃

コンドミニアムの中

暮らすエリアや部屋の広さによっても家賃は異なりますが、安いところで3000シンガポールドル程度(日本円で約24万円)です。

一般的には5000シンガポールドル前後(日本円で約40万円)が多くあり、都市中心部の場合は8000シンガポールドル(日本円で64万円)程するコンドミニアムもあります。

日本のみならず海外の駐在員、シンガポールの富裕層の多くが住居とするのが「コンドミニアム」。

ジムやプールが完備されていたりするような高級集合住宅、マンションです。

大型のコンドミニアムの場合はプレイグランドやテニスコートがついていたりもします。

コンドミニアムは24時間セキュリティーもしっかりしているのが特徴的です。

コンドミニアムは2ベッド、3ベッドルームが多くあります。

シンガポールで仕事に就くためのノウハウ」の記事内で書いてあるように、日本とシンガポールの給与だとシンガポールの給与相場の方が約20%下がるのでかなりのアッパークラスの人たちしか住めない住居だとわかりますね。

【公営住宅(HDB)】と家賃

団地の風景
シンガポールは国土が狭い上、人口が集中しているので土地が不足しています。

その為、政府がシンガポール国民用にHDB(Housing Development Board)という公営住宅を建設しており、シンガポール国民の8割が公営住宅で生活しています。

外国人は公営住宅を購入するためには永住権が必要なので条件が難しいですが、住むことや借りることは可能です。

公営住宅に暮らすのは、シンガポール国民の他にも現地採用者や単身者、外国人同士などが多く、ルームシェアする人も多くいます。

部屋のタイプはスタジオタイプからあり部屋数も様々。エリアやシェアなどによって家賃は異なりますが、コンドミニアムよりも20~30%安いところが多くあります。

公営住宅の1階部分にはホーカーセンターと言われる屋台やフードコートがあることも多く、近くにはスーパーがあったりと生活する上で便利な物件も多くあります。

【一軒家】と家賃

一軒家
家賃が高いというシンガポールで土地付きの一軒家を住居にするというのは一部の富裕層のみです。

また、外国人は基本的には購入できないので、一軒家であっても賃貸という形が一般的です。

広さや設備は様々ですが、プールや庭付きの住居はバンガローと呼ばれ、中心部のバンガローの家賃は18,000シンガポールドル(日本円で144万円)以上です。

また、テラスハウスという住居もあり、こちらは一戸建てではなく1つの家が2軒に分けられている、隣の家の壁とくっついて建てられているような物件があります。

シンガポールで一軒家バンガローやテラスハウスは超高級物件です。

http://www.singaporeexpats.com/
上記のサイトで地域ごとの物件や家賃相場が検索できます。

居住エリア

住居の景色
シンガポールで暮らす上で、家賃にも関係してくるのが居住エリア。

日系スーパーやレストランがあり日本人が多く暮らす中心部は家賃は高めですが、少し郊外になると若干安くなる傾向があります。

セントラルエリア

シンガポールで日本人が多く暮らしているのは「セントラルエリア」。

オーチャード付近に日本人の駐在の方が多く暮らしています。

日系のスーパーや伊勢丹、高島屋、日本食レストランなども多く、日系の病院もあります。

子供の習い事などはこのエリアは充実しています。

セントラルエリアの家賃は5,000シンガポールドル(約40万円)以上。日本人に非常に人気のエリアです。

ウエストエリア

欧米人が多く暮らしている高級住宅エリア。

おしゃれなバーやレストランが多くあります。

中心部から少し離れていますが日本人学校もあり、住みやすいエリアで日本人も多くいます。

家賃の目安は3000(24万円)~5000シンガポールドル(40万円)。

イーストエリア

チャンギ空港近くのエリア。

出張が多い人には人気のエリアですが、市街地から離れているので不便を感じる方もいるかもしれませんが閑静なエリアです。

日本人小学校もあります。家賃の目安はウエストエリア同様3000(24万円)~5000シンガポールドル(40万円)です。

おわりに

シンガポールの住居や家賃についてご紹介しましたが、いかがでしたか。

シンガポールは物価も高めですが、国土が広くないので家賃も高めです。

シンガポールに駐在や移住で暮らす多くの日本人がコンドミニアムや公営住宅でシェアをしていますが、居住エリアや部屋数によっても家賃は大きく変わってきます。

シンガポールで充実した生活をするためにも、自分が希望するようなお気に入りの住居が見つかりますように。

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